poco a poco

ハウスキーパー入門

5月を振り返る

今年も5ヶ月過ぎましたね。

北海道は、一斉に植物たちがイキイキしだします。

白樺の葉が黄緑になり、芝桜やライラックが花咲きます。

でも寒いんですよね。

今朝は、3℃でした。


先月は母が気管支炎で入院する事になりました。

病院への面会は、原則禁止なので、母に会いに行くことができません。

入院当日、待合室で診察を待つ間に、不安げな母の気持ちをほぐすために、ハンドマッサージをしてあげました。

少しずつ解れていき、顔が穏やかになっていきましたが、何が何だか分からないうちに、知らない寝床に連れて行かれるのは、不安でいっぱいでしょうね。


毎日、義務的な事や趣味の事やお誘いをスケジュールに入れていったら、なかなかの忙しさです。

言い訳を先に述べますが、全然読書ができていません。

三冊しか読めませんでした。

今年目標100冊達成したいとこですが。


旅行をキャンセルしたら、夫は元気になりました。

山菜採りに行ったりウォーキングしてるようです。

何よりです。

食欲がなかった夫ですが、

「ママの作ったアンパン食べたら美味しい!」

とバクバク食べてます

ヤムおんちゃんに近づいたでしょうか。


相手を褒めるために誰かを下げる人

パンダ子は、素敵な人がいたり、素晴らしい言動をする人には、躊躇なく自分の気持ちを伝えます。

「すんごく可愛かったよー」

「感動したよ」

「また一緒にお話ししたくなりましたよ」


音楽会の後、演奏家がロビーにいると、目をキラキラさせて握手を求めに行きます。

ミーハーとかじゃなく、感動体験を嬉しくなって当事者に伝えなきゃと思うんです。


世の中には、色々な褒め方があるようで、

「貴方はとっても素晴らしかったわ。

 彼女に比べたら、比較にならないわ」のような、比較対象をわざわざ持ち出して、評価するみたいな。

北島マヤと姫川亜弓のような50年以上のライバル女優ならいざ知らず、そんな褒められ方をしても、あんまり嬉しくないと思うし、比較された人が聞いたら、面白くないでしょう。


教会でオルガニストは複数名いますが、ダントツで上手な人がいます。

その人にオルガン伴奏のお礼をわざわざ言いに来た老婦人が

「今日は、本当に歌いやすかったわ。

 他の人が弾くと、イマイチなのよね。」

とそばにイマイチ奏者のパンダ子がいるのに、無神経ですよね。


あぁ、でも腹を立ててはいけません。

だってここは教会聖堂ですよ。

ハイ、あの方への悪口は、教会を出てからブログで言いました。

近所さん→親戚の訪問→お裾分け

昨日、窓から何気に近所を眺めていると

二軒隣の家に、訪問客が見えた。

そこの家に、誰が来ようと別に監視している訳ではないですが、

待ち遠しい特別なお客様が来ているようです。


「来たよー!来た来た、漁師のおじさんの車だー!」

他人の家の訪問客に興奮する私たち。

ご近所さんの隣町に住む親戚のおじさんの訪問です。

このおじさんは現役の漁師さんで、訪問後には必ず我が家にもお裾分けがあります。

北海道の漁師さんのお裾分けって量がただ事ではありません。

ニシンやサンマなら米袋一つ

帆立なら発泡スチロール箱一つという具合です。


今は、帆立養殖の稚貝を撒いている時期ですので、余ったベビー帆立をワンサカくれました。

夕食後、夫と2人でせっせと茹でて貝を外して、すぐに食べられるように処理しました。

新鮮なのは、そのままマヨネーズかけて

翌日は、バター炒めやスパゲティに入れて

その次は、玉ねぎと共に、かき揚げにといった感じで、思う存分味わいます。

このおじさんは、もちろん大きくなった帆立もたくさんくれます


この次、おじさんいつ来るかなー?

楽しみに待ってますから。


ちなみに、私に漁師のおじさん呼ばわりされてる人は、私より年下だと思います。

リスペクト込めておじさんって言ってみました。


朝ごはんのプレートに入れてみました。

読了 古本食堂新装開店

原田ひ香さんの作品は読み易くて、同世代の方々のファンも多いですね。

前作の古本食堂では、急逝した兄の古書店を引き継いだ帯広出身のシニア女性の珊瑚さんが、右も左も分からない神田の街で、生前兄が築いたネットワークに助けられながらも、誠実さと一生懸命さで、少しずつ古書店という商売をやって行くというお話で、ショートストーリーの中に、作家や実在の食べ物屋さんが描かれています。

私は、東京に行った時には、お茶の水駅に近いホテルに泊まり、周辺のお店や街をブラブラするしかできません。

つまり上京したての珊瑚さんのように、導く人がいなければ、オドオドキョロキョロするだけなんです。

主人公が北海道帯広出身で、シニアになるまで東京に住んだ事もないのに、全く新しい事に挑戦してみようという姿勢が、応援したくなるし、自分にもこれから何かできるのでは?という勇気をもらえる気がします。


続編の本作は、一年以上古書店の経営に本腰を入れた珊瑚さんが、後継者になってくれそうな遠縁の女の子と共に、更に色々な人との出会いが描かれています。

前作からの流れで、シニアの恋愛や、LGBTについても温かい眼差しで描かれています。

古書店が舞台なのですが、中世や近世の古文書や古典や文献のようなお宝を扱うのではなく、昭和時代に出版された作品についてのストーリーが多くて、自分が愛読していた森瑤子はもはや古書店に並んでいるのだなぁとしみじみしたり、認知症になった年老いた母のために名前もわからない女性雑誌を買いに来た女性のために、珊瑚さん達が探しあてた雑誌は、何と昭和56年発行の暮らしの手帖

ミステリーのような本探しですが、途中から「それは暮しの手帖だってばー!」と教えてあげたくなったり。


この表紙のお弁当は、店名は出ていないけど、多分「弁松」

江戸を感じさせる、甘辛い味なんですよね。

カレーにジャガイモを入れなくても良いよね

今でこそ、食べ物の好き嫌いを克服できましたが、

小さい頃は、苦手で嫌いな食材がたくさんありました。

ジャガイモ、カボチャ、お餅、そしてアンパンやジャムパン


北海道ってジャガイモの産地でしょ。

美味しいんでしょ。

と褒められると、生産者でもないのに、誇らしくなります。

でも昔は、あのホッコリした食感が苦手。

主食でもない、ご飯のお菜にもならず、塩茹でしたのにバターが乗っかってて、「今日のお昼ご飯は芋だよ」と言われると絶望的な気持ちになりました。


イモと同じ食感のカボチャも同様です。

冬至の時期は辛かった。

学校の給食は決まって、カボチャ入りのお汁粉。

しかもドッサリ。


真面目少女だったので、給食を残す事に罪悪感ありました。

でも食べられないんで、何とか食べなくても切り抜ける方法として、カボチャお汁粉が入ったアルマイトの容器を机の端っこギリギリの所にわざと置いて、誰かが通った拍子にぶつかって容器が落ちる、お汁粉が溢れる。

私は悪くないが、不可抗力によって給食が食べられなかったという状況のトリック工作をしていました。

目論見通り、容器が落下お汁粉が床にぶちまけられるまでは、作戦通りでしたが、計算外だったのは、給食調理員のおばさんたちが、想定以上にお汁粉を大量に作っていた事。

泣いたフリしながら床にぶちまけられたお汁粉を拭いているパンダ子に同情した担任の先生が、すぐさま給食室に大量のおかわりを貰いに行った事。

イヤ〜、いらんって。

なしてこういう時だけ優しいのさぁ?ありがた迷惑のお節介。


結婚前の夫と交際中、お互い苦手なものが「ジャガイモ、カボチャ、お餅」とドンピシャ一致で運命を感じ結婚を決めた一因にもなりました。


その後は、北海道のジャガイモは進化して、とっても美味しい品種ができて、よく食べるようになりました。

でも我が家は夫婦だけの時には、カレーにはジャガイモ入れないんですよね。初心を忘れないように。