辞めちゃうの?宮城野親方
角界は、大の里の横綱昇進に浮かれ気味です。
なんたって久しぶりの日本人横綱の誕生ですから、ビッグニュースです。
でも私にとって、それ以上の衝撃は、元横綱白鵬の宮城野さんが辞めるというニュースです。
横綱白鵬関は、本当に強いお相撲さんでした。
目標を、明確に設定して、まず大鵬の優勝回数を抜く事、そして双葉山の連勝を目指す事などで、奮起していました。
日本人のお相撲さんは、ビッグマウスだめとか、批判されるけど、白鵬関は、断トツに自分が強い事をよくわかっていて、押しも押されもせぬ角界の看板を自覚していました。
彼の前に、朝青龍関という、ヤンチャな横綱がいました。
「俺さま強いんだから、何しても許されるよね」という感じの振る舞いが、好感度下げてました。
日本人が好きなのは、いくら強くても「いやまだまだですから」という謙虚な言動。
モンゴル勢は、とかくモンゴル系の顔で、日本人と見た目同じだから、余計にそういう言動から外れたらバッシング浴びてました。
そんな中、白鵬の横綱は、朝青龍に比べたら立派だよと褒め称えられていました。
大鵬を超えた、次は双葉山を越える前人未到の成績を残す、大横綱だと。
実は、私は、白鵬の取口は嫌いでした。
圧倒的に強かったけど、立ち会いに変化があったり、張り手やかち上げなど、正々堂々とした受けて立つという姿勢がない時もあったからです。
引退後は、相撲界に残って、盛り上げて行くという使命感もあり、頼もしいと感じていました。
日本語も堪能。
解説も上手で、よく相撲を分析して、取り組みのどこがダメだったか?
今後どうやったら上手になるか?
というのを、ちゃんと解説者として伝えてくれました。
髷がなくなっても、素敵な顔立ちだし、白鵬親方を経て間垣親方を名乗り、次はやっぱり名門宮城野親方名乗るんだろうなと期待していましたら、弟子の暴力問題が浮上して、宮城野部屋閉鎖という超厳しい処分になりました。
屈辱の部屋付き親方になっても頑張っていました。
現役時代は嫌いだったのに、だんだん応援したくなりました。
昨今は相撲部屋といえども、暴力は許さないというのが徹底されています。でも表向きなのかな。
同じように、元稀勢の里の二所ノ関部屋にも、暴力問題チラホラ聞こえてきました。
でもまったく処分なしです。
稀勢の里こそ、ちゃんと弟子教育できてるの?と疑いたくなりましたが、大の里を育てた立派な親方として、讃えられています。本当かよ?
相撲協会は強すぎた横綱に、仕返ししてるのかと勘ぐりたくなります。
あんな立派な成績を残した大横綱を、普通のおじさんにしちゃったらダメでしょ。
超ヤンチャ横綱だった北の富士さんが、時を経て人気者に戻ったように、いつの日か何らかの形で、私たちの前に戻ってきて欲しいです。

このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。