poco a poco

ハウスキーパー入門

相手を褒めるために誰かを下げる人

パンダ子は、素敵な人がいたり、素晴らしい言動をする人には、躊躇なく自分の気持ちを伝えます。

「すんごく可愛かったよー」

「感動したよ」

「また一緒にお話ししたくなりましたよ」


音楽会の後、演奏家がロビーにいると、目をキラキラさせて握手を求めに行きます。

ミーハーとかじゃなく、感動体験を嬉しくなって当事者に伝えなきゃと思うんです。


世の中には、色々な褒め方があるようで、

「貴方はとっても素晴らしかったわ。

 彼女に比べたら、比較にならないわ」のような、比較対象をわざわざ持ち出して、評価するみたいな。

北島マヤと姫川亜弓のような50年以上のライバル女優ならいざ知らず、そんな褒められ方をしても、あんまり嬉しくないと思うし、比較された人が聞いたら、面白くないでしょう。


教会でオルガニストは複数名いますが、ダントツで上手な人がいます。

その人にオルガン伴奏のお礼をわざわざ言いに来た老婦人が

「今日は、本当に歌いやすかったわ。

 他の人が弾くと、イマイチなのよね。」

とそばにイマイチ奏者のパンダ子がいるのに、無神経ですよね。


あぁ、でも腹を立ててはいけません。

だってここは教会聖堂ですよ。

ハイ、あの方への悪口は、教会を出てからブログで言いました。