poco a poco

ハウスキーパー入門

カレーにジャガイモを入れなくても良いよね

今でこそ、食べ物の好き嫌いを克服できましたが、

小さい頃は、苦手で嫌いな食材がたくさんありました。

ジャガイモ、カボチャ、お餅、そしてアンパンやジャムパン


北海道ってジャガイモの産地でしょ。

美味しいんでしょ。

と褒められると、生産者でもないのに、誇らしくなります。

でも昔は、あのホッコリした食感が苦手。

主食でもない、ご飯のお菜にもならず、塩茹でしたのにバターが乗っかってて、「今日のお昼ご飯は芋だよ」と言われると絶望的な気持ちになりました。


イモと同じ食感のカボチャも同様です。

冬至の時期は辛かった。

学校の給食は決まって、カボチャ入りのお汁粉。

しかもドッサリ。


真面目少女だったので、給食を残す事に罪悪感ありました。

でも食べられないんで、何とか食べなくても切り抜ける方法として、カボチャお汁粉が入ったアルマイトの容器を机の端っこギリギリの所にわざと置いて、誰かが通った拍子にぶつかって容器が落ちる、お汁粉が溢れる。

私は悪くないが、不可抗力によって給食が食べられなかったという状況のトリック工作をしていました。

目論見通り、容器が落下お汁粉が床にぶちまけられるまでは、作戦通りでしたが、計算外だったのは、給食調理員のおばさんたちが、想定以上にお汁粉を大量に作っていた事。

泣いたフリしながら床にぶちまけられたお汁粉を拭いているパンダ子に同情した担任の先生が、すぐさま給食室に大量のおかわりを貰いに行った事。

イヤ〜、いらんって。

なしてこういう時だけ優しいのさぁ?ありがた迷惑のお節介。


結婚前の夫と交際中、お互い苦手なものが「ジャガイモ、カボチャ、お餅」とドンピシャ一致で運命を感じ結婚を決めた一因にもなりました。


その後は、北海道のジャガイモは進化して、とっても美味しい品種ができて、よく食べるようになりました。

でも我が家は夫婦だけの時には、カレーにはジャガイモ入れないんですよね。初心を忘れないように。