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ハウスキーパー入門

「団地のふたり」が好きな訳

日曜夜NHKBS10:00からのドラマ「団地のふたり」が好き。
ふたりとは、小林聡美と小泉今日子。
共に、同じ団地で子供の頃を過ごした幼馴染を演じています。
ずっとここに住んでいたわけではないですが、それぞれ恋愛も経験したが、色々あって実家の団地に戻ってきています。
50代女子って、社会や家庭では、無敵の頼りになる人ですよね。
過ぎ去った50代も懐かしい。


女性は、結婚や夫の仕事の都合などで、どんどん地元から離れていきます。同時に幼馴染だった人とは疎遠になっていきます。
新しい土地や生活の中で、ママ友や同僚など新しい人間関係を築いていき、それはいくら仲良くなっても、少し緊張感があり、自分を取り繕わなければならない関係でもあります。
今度一緒に食事しない?というシチュエーションになっても、場所はどこかの店。


子供の頃との関係は同じだけど、親が出してくれたオヤツを食べるのではなくて、台所も自由に使って自分たちの裁量で料理を作ったり何時まででも遊んでいられる。
ちょっと外に出ると、昔っから知ってるオバさん達がいて、気軽に話しかけて来るし、頼りにしてくれる。
1人だと関わり合いたくないなーと思っても、2人なら何でも面白がってできる。
大人になってからの知人には、語りたくない思春期の恥をも、知り尽くすお互いには、何でも打ち明けられるし、本当に語りたくない事にはそっとしてあげる。
そういうイイ感じの友だちが欲しいんです。


突然行っても、「ご飯食べてく?」と気軽に言い合える友だち。
夫や家族がいると、自分の友だちが自由に出入りするなんて、普通の家じゃなかなかできません。
片方が庶民で、もう片方がセレブだと少しギクシャクするかもしれません。同じサイズの家というのも安心です。


50代シングルだからといって、男なんて懲り懲りだよなんて、足の引っ張り合いもありません。
どちらかに好きな人ができたら、相談したり応援したり、中学女子のようなドキドキする時間を共有するんだろうな。


私は、子供の頃から戸建て住宅でした。
集合住宅に住んだ経験は、新婚の頃、夫の職場の社宅に1年住んだだけです。


ドラマをきっかけに、素敵な団地の暮らし方をしている人のブログをよく見るようになりました。
工夫してスッキリしてセンス良く暮らしている様子は、かっこいいです。


心の中に眠っていた「こういう事したかったんだよー」を体現してくれる「団地のふたり」ジワジワきてます。



コープの宅配食材ドーンときました