断捨離と終活ってどう違うの?
6年前両親の家と独身叔母の家を整理した時に、自分は絶対に物を増やさないと決めた。
母も叔母もお買い物が好きで、人より良い物を持ちたい見栄っ張りで、家の中には、簡単にゴミ袋に入れ難い物で溢れていた。
叔母に至っては、生ゴミ以外家に入ってきたものは、一切捨ててないんじゃないかと思われるほどだった。
暮しの手帖の大橋鎮子さんをリスペクトしている世代で、民藝好き、集めるのは好きだけど、購入したもの全てに薄紙をかけて、箱に入れて納戸に仕舞われていた。包装紙も一緒に入れられていた。民藝品も使ってこそ価値があると思うのだが、「いたましい」と言って未使用だった。
陶芸や漆器も好きで、有田、九谷、備前の器、輪島塗、津軽塗の茶道具や汁椀を集めていた。
蓄えは、ほとんど使ってしまっていたが、ぐっちゃぐちゃの部屋でも、自分は良いもの持ってるという満足感でいっぱいだったと思う。
そんな事例は、反面教師になって、ここ数年、形ある物をほとんど買っていない。先日鍋を買ったのが久しぶり。
娘に、「断捨離はして良いけど、終活ってまだ早いんでない?」と言われた。
60代って、まだ欲しい物好きな物どんどん買ってもいいっしょ。
いろんな事に関心があるって若い証拠。
そして物に執着しないで入れ替えていけるのも60代だから。
昭和時代に教えられた、「良いものを長く使う」
この言葉が呪縛になっていた。
いくら、お高くて良い物でも、使われてないと我が家にとっては、そんなに良い物ではなかったのだ。
好きな物や気になる物は、買ってみよう。
そして勇気を出して、もっと捨ててみよう。
本格的な終活に入る前に、断捨離の習慣をもっと身につけようっと。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。